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鈴鹿1000kmがIntercontinental GT Challengeで待望の復活!

鈴鹿1000kmがIntercontinental GT Challengeで待望の復活!

> 鈴鹿でのレース距離は歴史ある1000kmで開催
> 2025年のIntercontinental GT Challengeは年間5大会で構成

SROの創設者であり最高責任者を務めるステファン・ラテルは、CrowdStrike 24 Hours of Spaで行われた記者会見にて、SRO Motorsports Groupが2025年9月に鈴鹿1000kmを開催することを発表した。

今シーズン、IGTCはヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアで年間4大会を開催。来年アジアでの1戦が加わることで、合計5大会へとカレンダーが拡張する。Intercontinental GT Challengeが始まって10周年を記念する年に、待望の日本国内ラウンドが復活することとなる。

世界を転戦するGT3シリーズであるIGTCは、2025年2月2日にオーストラリアで行われるBathurst 12 Hourでシーズンが開幕。その後、6月後半にADAC Ravenol 24h NurburgringとCrowdStrike 24 Hours of Spaがヨーロッパで行われ、2週連続の24時間レースが開催。そして9月に鈴鹿1000kmが行われ、最後は10月4日に行われるIndianapolis 8 Hour Presented by AWSでシーズンを締めくくる。

鈴鹿で行われてきた耐久レースの歴史は1966年まで遡り、夏の耐久レースとしても知られている。10時間のタイムレースで、2018年と19年に開催された大会も同様のフォーマットとなっていたが、今回復活するのは、過去48大会中44回に及んで採用されてきた1000kmとなる。

SROが関わった過去の鈴鹿1000km大会は、1994年から98年にかけて行われていたBPR Global GT Seriesをはじめ、FIA GT Championshipが挙げられる。

過去大会同様に、来年の鈴鹿1000kmでも多くの国内チームが、各メーカーを代表する世界トップレベルのチームとドライバーと競い合うべく、エントリーが集うことに期待が高まる。Fanatec GT World Challenge Asia Powered by AWSでもすでに行われているように、SROが大会全体の運営、技術、競技を統括する。

日本国内では、Super GTとSuper耐久といったシリーズに加えて、Fanatec GT Asia、さらには今シーズンから新設されたJapan Cupがあり、複数のGTシリーズが存在する。GT3マシンを使用して活躍するチームの層が非常に厚いこともポイントだ。

大会の詳細については、最終決定はしていないものの、Japan Cupがサポートレースとして開催される構想がある。一方、Fanatec GT Asiaに参戦するチームは、鈴鹿1000kmの本戦で各メーカーを代表することが推奨されている。

ステファン・ラテル SRO Motorsports Group創設者及び最高責任者:
「鈴鹿1000kmの復活は、IGTCのパズルを完成させる上で、最後のピースを象徴する。中長期的にIGTCを考えると、アジアでの大会は必要不可欠だ。そんななか、大会の歴史、重要性、そしてサーキットの存在感という複合的な観点から見ても、この枠を埋められるのは鈴鹿大会だけだ。かつて鈴鹿1000kmに参戦した私自身、この大会が歴史ある1000kmのフォーマットで復活し、6年ぶりに大会を再び開催できることを本当に嬉しく思う。

私は、SROが鈴鹿1000kmの名前と歴史に相応しいと信頼を寄せてくれた鈴鹿サーキットのオーナーであるホンダモビリティランド株式会社に感謝している」

今週末は、Intercontinental GT Challengeのラウンド3に当たるThe CrowdStrike 24 Hours of Spaが開催される。


2025 INTERCONTINENTAL GT CHALLENGE カレンダー

1月31日 – 2月2日  |  Bathurst 12 Hourオーストラリア
6月20日-23日  |  ADAC Ravenol 24h Nurburgringドイツ
6月 26日-29日  | CrowdStrike 24 Hours of Spaベルギー
9月TBC  |  Suzuka 1000km日本
10月2日-4日  |  Indianapolis 8 Hour Presented by AWSアメリカ