> Porsche ジュニアのジャミネットがオール・スター・ラインナップに参加。
> 8月24-26日、Intercontinental GT Challengeのアジアラウンドが鈴鹿で開催。
Craft-Bamboo Racingは、8月24-26日に開催される鈴鹿10時間に2018年度のルマン・ウィナーのローレンス・ヴァントールとケヴィン・エストレ、そしてマチュウ・ジャミネットがPorsche 991 GT3 Rで参戦することを明らかにした。
香港に本拠を置くBlancpain GT Series Asiaのチームは5月中旬にアジアで唯一開催されるIntercontinental GT Challengeにファクトリー・チームでの参戦を表明していたが、ここにきて発表されたスター揃いのラインナップは今年1000キロから切り替わった第47回サマー・エンデュランス・レースに花を添えることになった。
ヴァントールとエストレは共に先週末開催されたルマン24時間レースにおいて、圧倒的なGTE Proクラスでの勝利を飾ったが、今年バサーストで開催されたIntercontinental GT Challenge 第1戦でCraft-Bambooから出場し、5位に入賞している。
ヴァントールはAudiに騎乗していた2016年に同シリーズのチャンピオンを獲得し、他にはマカオ、ニュルブルグリンク24時間、セパン12時間も制し、2014年にはBlancpain Endurance Cupのタイトルも獲得している。
エストレのポルシェでのキャリアは、2011年と2013年にCarrera Cupフランスとドイツのタイトルを獲得することから始まり、現在はマニュファクチャラーのカスタマーとファクトリーでのGT3、GTEのプログラムに参戦している。2016年、マカオではヴァントールに続き2位でフィニッシュし、現在は単独でFIA 世界耐久選手権のGTE Proのランキングをリードしている。
このペアに、Porscheのヤング・プロフェッショナル・ドライバーの一員であり、2016年のCarrera Cupチャンピオンのマチュウ・ジャミネットが参加する。23歳のドライバーはヨーロッパとアメリカで991 GT3 Rを走らせ、現在はADAC GT Mastersで2位につけている。来週、鈴鹿でCraft-Bambooとテストを行い、初のIntercontinental GT Challengeの出場に備えることになる。
ローレンス・ヴァントール:「鈴鹿には行ったことがないので、とても嬉しい。ドライバーなら、誰でもそう思う場所だし、本当に素晴らしい経験になると思う。バサーストのリベンジもあるけれど、再びケヴィンと組むことも、マチュウが参加することも楽しみだ。再びCraft-Bambooでレースを経験することを本当に楽しみにしています」。
ケビン・エストレ:「子供の頃からF1を見ていたので、いつかそこでレースをすることを夢見ていた鈴鹿に行くことができてうれしい。Porsche 911 GT3 Rを走らせるのが楽しみだし、Craft-Bambooとはせっかくいいレースができていたバサーストの忘れ物を取り戻したいと思っている。勝てるクルマがあったにも関わらず、様々な不確定要素のせいで勝利を阻まれてしまった。それでもペースは良かったし、その勢いもあったと思う。Craft-Bambooは速いクルマを用意してくれていたので、今回もそうだと思っている。日本は大好きだし、絶対に良いレースができると思っている」。
マチュウ・ジャミネット:「Craft-Bamboo Racingに加入し、鈴鹿で初めてのIntercontinental GT Challengeレースに参加することを本当に楽しみにしています。このドライバーたちと参戦するのは、本当に夢のようですし、このサーキットを走るのが楽しみでなりません。テストの日に走行するのはとてもエキサイティングですし、二人のルマン・ウィナーと一緒ということも素晴らしいことだと思います。僕にとっては全てが新鮮ですが、今年のバスハーストでも素晴らしいパフォーマンスを示したCraft-Bambooにに参加するのが楽しみです。絶対に良いレースになると思っていますし、早くみんなと会ってクルマを走らせたいです」。
Totalスパ24時間レースは今シーズンのインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦として鈴鹿の1ヵ月前、7月26-29日に開催され、その後に今シーズンのハイライトとなる鈴鹿10時間耐久(SUZUKA 10H)が8月24-26日に開催される。ラグナ・セカ・レースウェイのCalifornia 8Hourは10月26-28に開催され、2月のLiqui-Moly バサースト12時間から始まったシーズンの幕を閉じる。
鈴鹿10時間レース( SUZUKA 10H)について
鈴鹿10時間レースは、アジアにおける唯一のインターコンチネンタルGTチャレンジの大会として、SRO Motorsports Group、Super GTのオーガナイザーであるGTA、そして鈴鹿サーキットの運営会社である株式会社モビリティランドとの共同運営によって開催される。
このレースは世界中のFIA GT3マシンと、同じマシンを走らせている日本のチーム、そしてSuper GTのGT300カテゴリーでしか見られないJAF GTスペック車両が同じフィールドで競争する機会を提供する。
8月の第47回サマー・エンデュランス・レースは、過去の鈴鹿1000kmの遺産を基盤にしている。近年においてはSuper GTの最大イベントとして知られていたが、このレースは鈴鹿サーキットの1966年の設立以来、FIA GT選手権、BPRシリーズ、世界スポーツカー選手権、そして全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権としても開催されていた。
本大会の公式タイヤサプライヤーとして、Pirelli Tyresが選出され、大会賞金として総額1億円が確定した。